3月から開催している白鶴美術館の春季展に行ってきました。
orihane
今回の展示のテーマはこちらです。
◆中国陶磁編
モノクロームの世界+色絵の世界
◆ペルシア絨毯編
メダリオンデザイン+総柄文様
お天気の良い日を選んで行ってきました。
晴れている日には、本館1階に差し込む光が楽しめます。朝から夕方までの光の差し込み方もちがうので、展示室全体が美術品のようです。
今の季節は、庭の木々の新緑が太陽の光を浴びいきいきとしています。展示室から庭を眺めるのもいいですし、庭に出て展示室をのぞいてみるのも楽しいです。
本館で見ごたえがあったのは
重要文化財に指定されている「白地黒搔落龍文梅瓶」です。釉薬をかけ、その部分を搔き落として模様を描いています。そのほかにも同じような手法の作品が展示されています。じっくりと見たかったので、展示ケースにかぶりつくようにして鑑賞しました。
絨毯を展示している別館は、前回と展示の仕方が変わっていました。鑑賞順路も1階から2階へとなり、わかりやすい順路ですね。
今回のテーマはペルシャ絨毯のメダリオンデザイン+総柄文様となり、ペルシャ絨毯の魅力があふれています。
前回のメダリオンも見事でしたが、今回の総柄文様も素敵な作品が多くあり、楽しませていただきました。
総柄文様はちょっとごちゃっとした印象を受けそうですが、じっくりとみていると、デザインに工夫がみられ、じわじわと好きになるような感じ。
いつも思うのですが、絨毯の裏側を見たい~!糸の結び方や結び目を見たいのですよね。トルコ結びとペルシャ結びの違いや、手仕事の細かさを裏側からも鑑賞したいのです。ぜひ展示してほしいな~。
白鶴美術館の春季展は6月5日(日)までになりますので、ぜひお天気の良い日に行ってみてくださいね。