今回は「畝織(うねおり)」をご紹介します。(織り機の画像は畝織ではありません)
畝織は平織の組織をたてやよこに引き伸ばし変化させたもの(平織の変化組織)で、「たて畝織」と「よこ畝織」があります。畝が表面に見え、畦のようにも見えるので、畦地とも。
今回は横に引き伸ばした「よこ畝織」をみていきます。
白黒ブロックで組織を表すとこういう形になります(本当の組織図は正方形で書いてあります)
経糸と緯糸が二つづつ交互に交差しているのがわかりますね。この組織図を90度回転させると「たて畝織」になります。
orihane
実際に織ったものが下の写真です。平織の構造を横に引き伸ばして、織っているのがわかりますよね。
この畝織をまた変化させてたくさんのバリエーションのものが織れます。斜めに織り目が見える変化組織や、畝を市松にみたてたものなど、シンプルな織り方から複雑なものまで。
タフタというつやと光沢がある生地はこのよこ畝織で織られています。
アルパカ
組織を教えてくれるスクールに通ってみたり、組織図の本などで学んでみると、
織り方っていろいろあるんだな~と知ることができるよ!
今回は畝織のご紹介をしました。