織り機を語る②

織り機

先日ご紹介したアシュフォードのリジットヘッドルームは「クローズドリード」という卓上機の代表的なものでしたが、今回は「オープンリード」のご紹介です。

 

orihane<br>
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代表的な機種はクロバーの手織り機 「咲きおり」です。

織り機表面で整経ができ、狭い場所でも用意できますし、経糸を通すのではなく、溝にはめこむだけで簡単にできます。整経の作業は広い場所が必要なものもあり、「咲きおり」はその悩みを解消してくれています。経糸を通す作業も、通常は細かい作業なので苦手な人もいます(私は綜絖通しが好きなので大丈夫ですが)また、年齢とともに目の疲れから綜絖通しがつらくなる方もいるようです。その点、「咲きおり」は糸をはめこむだけで完了なので、すぐ織り作業に進めます。

 

もうひとつの良い点は、一般的な織り機は、経糸はローラーに巻きつけ固定するため、結ばなければいけないのですが、こちらの機種はホルダーにセットするだけで結ばなくて良いというところ。経糸を結ぶとき、テンションを程よく保つようにするのですが、それが簡単にできるのがメリットですね。

セットしてからマフラーであれば1時間程度で織れてしまうので、初心者には「織った~!出来上がった~!」という達成感がすぐ味わえます。

裂き織りをやってみたい、毛糸でマフラーを織りたいという方に向いています。

糸を打ち込みたいという方には大型機をおすすめしますが、手軽にサクッと何かを作りたいなと思う方には向いているでしょう。

 

 

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