日本の織物には、西陣織や大島紬、久留米絣、黄八丈などいろいろあります。とてつもなく、技術と時間を要する織りは糸も細く、とても労力がいります。
海外の織りでは、スウェーデン織り、フレミッシュ織り、ジャガード織り、ゴブラン織りなどやはりさまざまあります。
どれも素敵な織りばかりですが、
今回は中東地域の絨毯を展示公開している「白鶴美術館」をご紹介します。(本館ばかりの写真ですが)
絨毯が展示される期間は春季と秋季の年2回です。
2021年の秋季展は9月23日(木)~12月12日(日) までになります。
本館と新館があり、絨毯が展示されているのは新館になります。
新館は1995年にオープンし、白鶴酒造十代目が主にコレクションしていた絨毯を展示公開しています。
作品保護のためでしょうか?うす暗い館内に、中東地域、トルコのアナトリア、イランのペルシャ、カスピ海と黒海に挟まれたコーカサスなどで作られている絨毯が所せましと飾られています。
19世紀後半から20世紀前半に織られた絨毯は、重厚感はもちろんですが、温かみを感じるデザインも多く、目を楽しませてくれます。織り方はさすがに見るだけではよくわからないですが、見ているだけでもとても勉強になりますし、幾何学模様なども意味があるみたいなので、自分で調べてみるのも面白いと思いますよ。
絨毯というカテゴリの中で、身近で作成できるものにキリムという織物があります。木枠に経糸を張り、好きな模様を織り込むだけで、小さいコースターや小物入れ、クッションカバーなどができ、ひととき時間を忘れて熱中できそうなハンドクラフトですね。
koyun由紀子さんという方がキリムのお教室をされていて、ネットでもキリムが作成できるセットを販売しています。小さなキリムを体験するにはちょうど良さそうなので、今回購入してみました。出来上がったら、記事をアップしますね!
今回ご紹介した、絨毯が展示されている白鶴美術館のホームページURLをはっておきますね。 ↓
「白鶴美術館」白鶴美術館 (hakutsuru-museum.org)
本館は1934年に白鶴酒造七代目がコレクションしていた青銅器や絵画が展示されています。重要文化財などとても貴重なものが展示されていますので、神戸観光と一緒にぶらりと足を延ばしてみてはいかがでしょうか?