手織り機メーカー、アシュフォード社製のリジッドへドルルーム80cmを購入したのをきっかけにこちらのブログで「織り」について書き綴っていきたいと思っています。
アシュフォード社製のリジッドへドルルームは、卓上で織れるタイプ。
ストール、マフラー、コースター、ラグやタペストリーなどさまざまな手織りが楽しめます。購入し手間もないので経糸を張り、織り始めたひよっこです。織り・糸・羊毛などについて、勉強したこと、経験したこと、これから「織り」を始める方に「こうやったらいいのでは?」を情報として載せていきますね。
私の自己紹介です。現在は関西圏に在住しています。数年前には関東に住んでいました。
やっと関西の言葉になれてきたな~と思う今日この頃ですが、こちらではなかなか友達というものができません。仕事を通じて話をする方ばかりなので、一人で過ごす時間が多いです。そのひとり時間を有効に使いたいなと思い、50歳代の私は手織りを始めました。
なぜ手織りなの?というと、小さい頃、母が織り機を使う仕事を短い間していたのですね。なんとなくその記憶が残り「カタンカタン」という音が耳に残っていて、その懐かしさから機織りをしてみたくなったのです。年齢を経ると、昔が懐かしくなるという・・・その例にもれず、やってみたくなりました。
もうひとつは、一本の糸から紡ぎだすような作業が好きであったことです。
刺繍糸でクロスステッチをしたり、刺し子のふきんを作ってみたり、植物のつるでかごを編んでみたり・・・というハンドメイド的なことが好きだったので、手織りに目が向くというのも必然といえば必然なのかもしれません。
手織り機で織りを習ったことは今までに3回ほど。1回目は「さをり織り」の体験コースを受講し、小さめのマフラー?を織りました。小さすぎてマフラーとしてではなく、仕上がったものはテーブルランナーみたいな使い方で、食器などを置いて楽しみました。
本格的に織りを学んでみたいと思ったのは2~3年前からです。京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)の通信で「染織」を学べることを知り、資料を取り寄せては、スクーリングの日程を調整できるか、学費は工面できるかなどを考えていました。
やっと学び始めるタイミングが来て、通信生となりました!
ですから、本当にひよっこでもあります。織りの学びをこのブログに記録しながら、自分の思う織り師になりたいと思っています。
さて、私が購入したアシュフォード社製のリジッドへドルルームですが、白木の素材とashfordの焼き印がとても素敵な織り機になります。
サイズは40~120cmまであり、サクッと小さめのものを作るのであれば、40cmでも良いですし、80cmのものであれば、かなり大きいショールなどが織れます。
私が持っているのは80cmですが、かなり大きいので場所をとります。置き場所も選ぶと思いますので、そういう時は専用スタンドが便利です。幅を変更できるので、優れものですね。
自分で組み立てる場合は少し価格がお安いですし、費用面では◎なのですが、面倒だし組み立ても苦手と感じるかたは、組み立ててもらえるサービスをしている店舗もありますから、そちらを選ぶ方が購入してからすぐ織り始められます。私は自分で組み立てたのですが、説明書は英語で書いてあるので、1週間くらいは箱に入ったままで、その後、図を見ながら組み立てました。時間があるときでないと組み立てはむずかしいかな?と思います。
女性の力では少しネジを入れ込むのに力を要しますので、よく考えてから購入されるとよいでしょう。
経糸を準備するときには「整経ペッグ」を使って、織る長さに合わせて糸を用意するんだよ!
リジッドへドルルームには裏返して、整経ペッグを立てる穴があり、穴に棒を立て作る製品の経糸のサイズを出し、ペッグに糸を張ります。
どう張ったらその長さになるのか計算するのですが、ここでも初心者である私は少し迷ってしまいます。
この整経ペッグは付属品ではなく、別売りなので、使う場合は一緒に本体と注文すると送料が浮きますね。小さいサイズの作品ばかり作るのであれば、必要ないと思います。
組み立ててしまえば「わ~自分の織り機だ!」と実感がわくので、あれこれ作ってみるものも想像するのもワクワクしてたのしいものです。
今回は初めましてを含めた記事でした。ありがとうございました。