染織の通信生になったはいいのだけれど、織りの授業数はそんなに多くはなく、本当に上手になるには家で織り続けるしかないのだと悟りました
しかし、独学はむずかしいのでは?と感じるジャンルなのかなと感じたので、そのあたりを詳しく書きますね。
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まず、織り機の購入ですが、自分の作りたい作品は、どんな種類の織り機で織れるのかがわからなければ購入できません。裂き織り機、卓上型のリジッド機、高機でもろくろ式や天秤式、また日本製なのか、ドイツ製なのかなど、いろいろ比べてから体験に行って使用してみたりして、その後に決定、購入します。
織り機が決まれば、次は織りたい作品が載っている本を探します。手織りの本はそれほどたくさん出版されていないようです。古いものは図書館にしかなかったりしますし、比較的新しい本であれば書店で購入できますね。初心者であれば丁寧でわかりやすい本がもちろんベストです。
私がおすすめする本はこの3冊です
①「たのしい手織り 好きな糸で織る まきものと雑貨 文化出版局」
初心者向けで、卓上型の織り機で織れるデザインが豊富に載っています 。作品に使用している糸メーカーはハマナカオンリーですが、はじめはいろいろと迷わずに購入すれば良いと割り切ってしまうのもいいのでは?慣れてくれば、他メーカーの糸でも応用できるようになると思います
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マフラー、ストール、手袋はもちろん載っていますし、ディッシュタオルも載っているので、生活必需品を手織りでそろえるなんて、なんて贅沢な暮らしなのでしょう。憧れてしまいますね!
②「手織り大全 織り機の分類から 織り図の見方・技法まですべてがわかる 箕輪直子著」
高機、リジット機など織り機の種類、織り図の見方、織り方などたくさん載っていて、とても親切な本です。見ているだけでも織れるような気分になってきますが、さすがにそんなに簡単じゃないですよね。厚みのある本なので、見ごたえはたっぷり。少々、お値段は張りますが、持っていて役に立つ本です。
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そして、本を見ていき「これだ!」と決めて、作り方のページをみると、組織図というものがでてきます。この組織図の読み方もけっこうむずかしい・・・
1回読めるようになれば、楽しくなると思いますが。私はこの組織図の本を一番最初に買ったのですが、ぜんぜんわかりませんでした。ただ、写真がきれいなのと、この本に載っている模様を織るんだ!という意気込みは持ちましたけれど。
③「手織りの組織図事典 彦根愛著」
見てるだけでも楽しい組織図の本です。こんなに豊富な織り方があるのだとびっくりします。ひとつひとつ織りあげていって、自分のサンプル帳みたいなものを作ってみたいなと思わせてくれる本です。
組織図は、経糸と緯糸がどのように上や下に交差しているのかが白黒のマス目で書いてあります。
自分の持っている織り機で、この組織図の模様は織れるのかどうか?という判断も最初はできず、とまどうばかりなので、わからなかったら、一度どこかの体験教室で教えてもらった方が良いと思います。
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「餅は餅屋」というように、専門家は長い時間をかけてその技術を体得しているのですから、その知恵を貸していただき、早めにコツを覚えることでグンっとスピードアップできます。
追記 彦根愛さんの著書が新しく発売されました。「手織りの教科書」という本です。こちらもお手本になると思うのでおすすめです。
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大体、直感というのは当たったりするものですから、「この講座の先生の雰囲気や作品は好きだな」と思えたら、体験をしてみるといいですね。
それでも通う時間がないという方は、オンライン講座という手もあります。本当になんでもオンラインで学べるようになってきていて、とても便利ですよね。
通信講座でも、テキストと映像などでの確認もできますし、今はサブスクみたいないろいろな手だてがあるので、自分に合った方法を選ぶとよいでしょう。私は資格をいろいろ持っていますが、対面式のスクールへ通って取得したものもあれば、通信講座で取得したものもあり、その時々の通う時間や予算などを比べて決めていました。
今日は手織りの参考になる本の紹介でした。また、気になる本がでてきましたら、こちらに載せますね。