香水の賦香とは

香り

現在、(公社)日本アロマ環境協会の資格、アロマブレンドデザイナーを取得するための講座を受け持ち、講座内で「賦香」と「希釈」という言葉の違いをお話ししています。

「賦香」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?賦香とは、香料がどのくらい含まれているかの割合を言います。賦香率とも言います。

香水においては、アルコールや芳香蒸留水をベースに香料を溶かしたという製品になるわけです。

  • パルファン    15~30%
  • オードパルファン 8~15%
  • オードトワレ   5~8%
  • オーデコロン   3~5%

パルファンで見てみると、全体を100%と考えると、香料の割合は15~30%含まれているということになります。

パルファンの持続性は5~7時間くらいの目安になります(香料の種類によって持続性は変化します)

どこへ出かけるのか、だれと会うのか、その空間に合っているか、自分の好みやスタイルに合っているかなどを考慮しながら香りを決め、持続時間を考えながらプッシュ数を増やしたり減らしたりすることもできます。

パルファンだと強すぎると感じる場合は、オードトワレにして軽さを出すこともできます。同じ香りのパルファム、オーデコロンなどを発売しているメーカーもありますし、最近では、フレグランスミストとしてさらに軽い香りも人気になっています。

デパートの香水売り場、香水専門店、少量をお試しできるネットショップなど以前より香水は身近になってきていますし、ブレンドの幅もぐっと広がって聞いたことのないような香料を使っていたりします。

使用される香料も「IFRA国際香粧品香料協会」という協会の基準があり、見直しをされ続けています。

一般的に販売されている香水には、天然香料も使用されていますし、人工の香料も含まれています。

講座を受け持っていると、アロマテラピーでは人工香料を苦手とする方が少なくありません。だからこそアロマテラピーの香りを学びに来るのでしょうが、私は人工的な香水と自然香水の両側面からお話ししています。香りの世界を狭めたくないからです。

今回は香水の「賦香」について書かせていただきました。次回はアロマテラピーでの精油の「希釈」について書いていきますね。

精油の希釈はこちらから ↓

精油の希釈とは
前回、「香水の賦香とは」の記事につづいて、今回は精油の希釈についての記事です。 前回の記事はこちらから ↓ ‎ 香水の賦香とは、ベースになるアルコールや芳香蒸留水にどのくらいの割合で香料が入っているかを表す言葉です。 ...

 

 

 

 

 

 

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