アロマのブレンドを構築していく際に、公式テキストではフラワーアレンジメントを作るようにアロマブレンドも作ってみましょうという提案をしています。
花束を作る時には
- だれに渡すのか
- 何色を中心にするか
- 主役の花をどれにするか
- 脇役の花はどれにするか
- どこに飾るのか
- フラワーベースはどういうものにするのか
- 香りもあったほうがいいのか
など考えますよね。
自分の部屋のリビングに飾る花とトイレにそっと飾る花はきっとちがいますし、彩りも大きさも変わってくると思います。
アロマブレンドを作成するときも同じで、
- 誰が使うのか
- 香りの中心はどれにするか
- 脇役はどの香りか
- どこで使うのか
などを決めていくと目的とする香りとのブレが少なくなります。
もちろんフラワーアレンジメントを参考にするとアロマブレンドも作り易くなると思いますが、
もうひとつ私が提案したいのは
洋服をコーディネートするように、精油を組み合わせてみると言うことです。
アロマブレンドは
- トップノート
- ミドルノート
- ベースノート(ラスト)
から成っています。
洋服をコーディネートするときにも
- 上半身~中央
- 中央~下半身
で分けたりしますよね。
例えば ↓
- トップ=ボーダーのTシャツ
- ボトムス=ネイビーのジーンズ
- アクセント=グリーンのカーディガン
となっていますが、ボーダーの色とジーンズの色は同じでつながっています。そこにアクセントとしてはっきりとしたグリーンのカーディガンを羽織っている…
なじんでいるネイビーの色合いの中に目を引くものが入っていると見えます。
アロマブレンドで考えた場合、
- トップ=スイートオレンジ
- ミドル=プチグレン、ネロリ、ミルラ
- ベース=ネロリ、サンダルウッド
赤アンダーラインの部分がなじんでいると感じる香りですが、スパイシーであるミルラがアクセントとなり引き立ちます。
下の写真では
モノトーンコーデですが、スカートに水玉模様が入っていて、無地ではないリズムが感じられます。精油で表現するなら、粒子のようなザラザラを感じるゼラニウムやジャーマンカモミールなどを使ってみると面白いと思います。
トップスの黒とスカートの水玉も黒ですので、似た成分が入ってたり香りの質が近いものをブレンドするとやはりなじみが良くなります。
なじまなければいけないという訳でもないので、考え方はそれぞれですが、
アロマブレンドをするとだいたいこの3種類に分かれると思っているのですが、
- トップからミドル、ベースまでのつながりが感じられるきれいな調和した香り
- アクセントがあり魅力的な香り
- コロコロと変化する面白さのある香り
コーディネートも
スッキリとした調和した服 ↓
模様のアクセントがあり変化を楽しめる服 ↓
ベーシックに差し色を入れた綺麗めな服 ↓
いかがでしたでしょうか?
アロマブレンドも洋服をコーディネートするように、楽しみながらあれこれと選んでみるととても面白いですよ。
洋服を着るのは毎日ですから、そんな気分でアロマブレンドも身近に楽しめたらうれしいです。